マンガ “プライミング効果”

マンガミュージアムの入り口が近くにあるのを見て、その前の道に書いてあった水道工事のマークがマンガに見えてしまいました。
心理学でいうプライミング効果という現象で、先行して得た情報や知識によって、その後の意識や認知、判断、行動などが影響を受けることをいいます。
プロモーションや広告宣伝によく使われます。またプロダクトデザインや、グラフィックデザインでも応用されることがあります。
不便益
素数定規

たぶん、京大の不便益システム研究所が作った「素数定規」が手元にあります。面白いと思って十年ほど前に買ったのですが、どこかにいってしまい再度買ってしまいました。
それほど私にとっては面白い物だったのですが、二つも買ってもったいない。無くしたのが出てきたらこの面白さを理解する人にあげようと思っています。
で、なぜ面白いかというと、好奇心をくすぐるためでしょうか?
それとも、不便益の中に便益を見出したからでしょうか?
おそらく、人が今まで考えつかなかったものに思いつき、それをモノにしたからでは無いかと、自分のことながら自信はありませんがそう思うのです。
プロダクトデザイナーとしては、「人が今まで考えつかなかったものに思いつく」これがとてもモチベーションにつながります。
この「素数定規」はシンプルであるからこそよけい「人が今まで考えつかなかったものに思いつく」という意味で、私にとって妬ましいものですらあるのです。
おそらく今のチャットGPTでは、素数定規は思いつけなかったでしょう。まだまだチャットGPTは、デザイナーのプロヴォカティブ・シンキングはできないと思います。そういう意味で、今しばらくプロダクトデザイナーはチャットGPTを使って仕事をしても、デザイン職はチャットGPTにとって代わることは無いと思っています。
不便益コースター

いただきものですが、素数定規を持っていたのでてっきりこれも不便益製品かと勘違いしていました。不便益感がありません。面白味がありません。
※ レーザーマーキングされた円周率109桁:
3.1415926535 8979323846 2643383279 5028841971 6939937510 5820974944 5923078164 0628620899 8628034825 3421170679 821480865
そこで、不便益円周率コースターを作ってみました。これは別途考えていたものとは違い、急遽考えたもので不便益性の程度はどうかあまり考えていませんし、なぜコースターかといえば円周率コースターがあったというだけのことです。

円周率の数値の長さ単位毎に指標をつけ、「0」の場合は指標を「0」としています。円周率を知るのにいちいち長さを見なければならない不便はありますが、イメージで記憶しやすくなります?
円周率の無理数ブリが一目でうかがえる効用? もあるように思います。
そもそも人類の発展、とりわけ文化、文明は不便益によってなされたと思っています。
生物が生きのび命を継いできたのは、現在という混沌とした部屋の未来につながるドアを見つけ出し、開けてその奥に踏み出してきたからです。
そのきっかけは偶然(自然:必然的偶然)と、好奇心というモチベーションの2つしかないように思います。
人類はその好奇心が旺盛でした。便益だけを求めず不便益も、安全だけでなく危険も選択してきました。
もし、便益・安全だけを求めていたとすれば進化はなく、現在も命を繋いでいたとしても生ける化石と言われる生き物だったでしょう。
AIも過去の情報を頼りに論理的に合理的に未来を予測しますが、残念ながらまだ不便益や面白さを生み出す能力は持ち得ていません。
人類がこれからも命を繋いで文化・文明を発展させていくにはまだまだ不便益の力が必要だと思っています。
ちょっと持ち上げ過ぎましたが、当たらずとも遠からずだと思っています。
今、不便益なものを作っています。もうしばらくすればお見せできると思います。こうご期待ください。
無常 “兵どもが夢のあと”

毎日一日中、夜昼分けず頑張っていた姿をよく見かけたものでした。


最初にコーンを突き破って大きく伸びた草を見たとき、やがてコーンを割ってさらに大きく伸びるだろうなと思っていました。
ところが、年が明けてみると草は完膚なく枯れてしまっています。まともに考えれば、冬に枯れる草が12月にさらに大きく太くなるわけがないですよね。


相打ちかと思っていたコーンと草ですが、やがて草は人の背丈をこすでしょう。そしてコーンは紫外線で劣化し、マイクロプラスチックとなって風の前の塵と同じように消え去るでしょう。
ソルソ と リルリ
ただ、面白いと思っただけで、グラフィックデザインには関係しても、プロダクトデザインとはほとんど関係ないように思います。
何かのアイデアにつながりますでしょうか?

