コンセプトとは

 コンセプト 

  コンセプトとは 

  コンセプト 1

プロダクトデザインでも「コンセプト」はとても重要です。
デザインを進めるうえでも肝になる言葉です。
しかしこの「コンセプト」、困ったことに「デザイン」以上に曖昧な言葉です。

「デザインコンセプト」は、当初「デザインポリシー」などと呼ばれていました。1970年代後半に入って「コンセプト」という言葉が日本のデザイン界でも使われ出し、徐々にプロダクトデザインの領域でも浸透してきたようです。

その意味するところは「基本概念」などとされ、日本語でも分かりにくいものとなっています。実際に使われる内容は「基本方針」「全体構想」「方針・方策」「目標・狙い」「取組指針・方向性」などとなっています。

しかし、コンセプトが使われる場によって、基本理念などのように大まかな概念になったり、「キーワード」や「ペルソナ」のように具体的なターゲットや手法をさしたりすることもあります。

どちらが正しいかということではありません。いろいろなプロダクトデザインがあり、いろいろなデザイン手法がありますから、コンセプトもいろいろあります。

「会社の基本方針」「事業の全体構想」「デザイン方針」「デザインの方向性」「キーワード」「ターゲットユーザー」「ペルソナ」「ユーザーサティスファクション」「商品仕様」「商品普及の方策」「売上目標」「市場投入の狙い」「取組指針」などなど。

何でもいいかといえば、何でもいいのです。それでいいプロダクトデザインを生み出すことができれば表現は何でもいのです。
いいプロダクトデザインを生み出すことができるコンセプトであれば、何でもいいのです。

いずれにせよ適切なコンセプト決まればデザイン開発の50%が済んだようなものと言われるように、デザインを進めるうえでの最も重要なモノであることには変わりありません。

そして、デザイナーもクライアント(デザイン決定権限者)も互いに、「デザイン」の言葉の意味を明確にして共通認識を持っておく必要があるのと同様、「コンセプト」の言葉の内容をしっかりと共有することが前提です。

自分が考えている、あるいは設定したい「コンセプト」の意味と、相手の意味する「コンセプト」の内容が異なるときは、早い段階ではっきりさせ共有しましょう。


  コンセプト 2

プロダクトデザインに取り組むにあたって最も重要なものはコンセプトをどうするかです。
コンセプトもいろいろあって、
基本的なコンセプト、サブ的なコンセプト。
全社的なコンセプト、個人の内なるコンセプト 等々。

世の中に無いものを創り出す、新規商品・新規サービス提案型コンセプトと、
既に世の中にあるもの、既存商品をベースに問題解決・改善型のコンセプト。

何をデザインするか決まっていない、デザインが進んでいるのに決まっていない場合のコンセプト。
商品や売り方まで決まっている、既にみんなに認識されているもののコンセプト。
それぞれ重要なコンセプトです。

基本コンセプト(狙い・方針・目的)は、デザインに取り組む前に決まっていなければなりません。
しかし個々の商品、バリエーション展開、マイナーチェンジ、オプション、部品などのデザインコンセプトは、考えながら創り出したり、既にみんなの意識の中に共有されていたりするものもあります。

デザインコンセプトを考える前に、
どのレベルのコンセプトなのか、
どの種類のコンセプトなのか、
どの段階のコンセプトなのか、
全てのメンバーの共通認識が、デザインの効率のためにも必要です。


  コンセプト 3

コンセプトが大切なわけ3つ
1.みんなの力を集中
2.デザインが社長の仕事に
3.よいデザインを目指す努力を促す

1.みんなの力を集中
自分の浮気心も抑えられます。

2.デザインが社長の仕事に
コンセプトをデザイン決定権者(社長)に報告し承認を得ておくことで、社長にデザインの片棒を担がせることができます。
社長にデザインの片棒を担がせるということは、デザインが社長の仕事になるということです。
デザインにそれなりの予算がつくということです。

3.よいデザインを目指す努力を促す
デザインを進める途中で、クライアント(メーカー)に忖度したり、メーカーサイドに偏り過ぎてしまったりすることを防止できます。
「顧客視点で」といつも言っている社長が、いつの間にか「会社儲けだけ視点」になっていないかチェックできます。
デザインの行方を監視することで、当初の目的・目標に向かう努力を促します。

以上、しっかりした良いコンセプトが有るか無しかで
デザインは随分違ったものになると思います。


コンセプトとは何か、ポリシーとの違いは、いろいろ言われていますが、
肝心なのは、なんの、どんな、コンセプトで、どのように、それを活かすかです。
大まかにいえば 「コンセプト=方針」 です。

コンセプトは様々、いろいろなコンセプトがつくれます。
会社の基本コンセプト、主要商品のコンセプト、紙袋のコンセプト など様々
みんな違いますが共通して言えるのは
うまくいくか、うまくいかないかコンセプトで決まるということ、とても重要だということです。


  「コンセプト」と「ポリシー」

コンセプト(concept)
・概念/観念/観点/構想/発想/着想
・「企画の枠組み、骨組み」「テーマ(目的)+切り口(方針)」
・どのような方法・方向で企画・広告などを推進するかを明確にするための指針。
・作品や製品の全体を貫く統一的な視点や考え方、骨格となる発想や観点。
・「心に抱く」という意味の動詞「conceive」を名詞にした形。
《『広辞苑 第七版』岩波書店/Oxford Languages 他》

デザインコンセプト(design concept)
・デザイン概念/デザイン構想
・デザインを行う上でのコンセプト。
・「商品コンセプト」に対し「デザインコンセプト」という場合は、商品コンセプトに形や色に関する観点や方針が付加され、より具体的なイメージが描かれることが多い。逆に、生産コスト、数量、利益など事業者の都合に負うところが多い内容は、消されるか後退させられることが多い。

ポリシー(Policy)
・方針/政策/政略/策略
・事を行う際の方針。
《デジタル大辞典 他》

デザインポリシー(design Policy)
・デザイン方針/デザイン政策
・デザインを行う際の方針、方策。
・「デザインコンセプト」という場合は、あるテーマを前提とした概念や方針であるのに対し、「デザインポリシー」は組織あるいはデザイナーのデザインに取り組む姿勢や方向性を指している。

 


  コンセプトのたてかた 

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