いろいろいろ


  • 明し(明るい・明らか) の意味、「黒(暗い)」の反対語
  • 「明かし」がやがて赤色や赤系の色を表すようになった
  • 「明らか」の関連で「赤恥をかく」「赤の他人」「真っ赤な嘘」などの言葉が生まれた
  • 「赤ちゃん」の「赤」は体が赤っぽいからでしょうか? 特に新生児は多血血症気味で赤いですから
  • 太陽 日の丸:昼間の太陽は実際には黄色に近い白で、光の強さは晴れた日の室内の500倍~1000倍もの明るさになります。朝と夕方には赤くなりますが黄味を帯びた赤色でモニターの赤(#ff0000)にはなりません。日本の子供たちが太陽を赤く描くのは、日本の日の丸の赤や、周りの人たちが「太陽は赤い」という言葉に影響をうけたものではないでしょうか。海外の子供たちの多くは太陽を黄色く描くそうです。
  • 血:特に動脈血は酸素を多く含んだヘモグロビンの色で、鮮やかな赤になります。出血時の赤が「危険」結びついても不思議ではないでしょう。また、毛細血管で赤く見える口が、襲われる「恐怖」につながっているかもしれません。
  • 火 炎:「熱さ・危険、暖かさ、消防自動車・消火器」を連想。
  • 危険:「血・火、緊急事態」を連想。
  • 赤信号:「危険・止まれ」を連想。1960年代は信号灯の周りに黒と黄のななめストライプの板が取り付けられていたが、必要性があまりなかったためか姿を消しました。
  • 熱い:火や危険とも関連。唐辛子の「辛味」を赤と感じるのは、単にパッケージやラベルに赤が多用されているからだけではないように思います。またチクッとした「痛み」は、小さな赤い点かもしれません。
  • 情熱 興奮:「血」や体温が上がることから連想?
  • パワー エネルギー:火・炎、情熱・興奮とも関連します
  • バラ カーネーション:「赤いバラ・赤いカーネーション」が映画や母の日のイベントなどで多用され、その影響で連想されるものと思われます
  • ダルマ 紅白饅頭 紅梅 福袋:めでたい色、特に中国では金色と共に重用される色です。
  • リンゴ イチゴ ザクロ:熟れるとおいしい
  • 国旗に使われる赤:「独立」独立のために流れた「血・戦争」?
  • この赤は色を感じる錐体細胞の内、赤色を感じやすい赤錐体だけが反応するのではないかと思います。ただし色の感じ方、色名の付け方は、文化や人種の差が大きく個人差もあるのでなかなか「色」というものは特定しづらいのですが、「赤」は波長が一番長く遠くまで届きやすく目立ちやすい色であるという特性もあり、物理的にも生物学的にも、色そのものとして明確にしやすい色と言えるでしょう。
  • 赤は目立ちやすいというものの、暗いところ、視細胞の桿体細胞しか働かないようなところでは、明度が4とかなり低いですから、濃いグレーというより黒く感じます。桿体細胞は明るさにしか反応しないうえ、色を感知できる錐体が働かない暗さということはとても暗いところなので、明度が4あっても、やはりほとんど黒く見えます。
  • しかし、暗さに虹彩(目の茶色の部分)開いて瞳(瞳孔:目の真ん中の黒いところ)が大きくなるとたくさんの光が入って、色が見えてきます。そうなると黒に見えていた赤がだんだん色味を帯て、明度も2、3と上がってきます。
  • 赤色が見えるというのは、いろいろな色の中から主に赤色を反射してその反射光を見て「赤」色と感じているのですから、赤く見える物は、赤色以外の色を吸収している赤色以外の色と言った方が正確かもしれません。ほとんどの赤色物体は赤色を反射しやすい物であって、赤色を発光しているわけではありません。もしその赤色物体に赤色の波長が無い青い光を当てたとすると、その赤色物体は黒く見えるか、青い光を反射して青く見えると思います。
    他の色も同じですが、その物の色というのは、発光していない限り、その色を反射しやすい特性とを持っているということなんですが、面倒くさいですね、そんな言い方。
  • 1980年代はプロダクト製品のカラー戦略時代でした。カラー展開は、「物の所有」に価値化があった時代の要請でもあったのですが、製品の需要が多くじっくり開発する余裕がなく、簡単に見栄えを変えることができ店頭でも映える製品のカラー展開を行うという、メーカー側の事情もあったのでしょう。
    「赤」を使った家電製品や雑貨のカラー展開も盛んにおこなわれましたが、現在では、店頭アピールのためにカラー展開をやる場合であっても「真っ赤な赤」を使うことはほぼありません。
  • 「赤」は、自然界には少ない色です。朝日・夕日・炎、そして花、ゆえに目立つ色です。少ないからだけでなく、彩度が高く、目に飛び込んできます。
    赤ちゃんが最初に認識する色の一つだとも考えられています。
    「赤」をプロダクトに用いる場合は、見栄えのためだけに安易に使ってはいけません。「赤」から連想するモノゴト、意味を知った上で注意しながら使う必要があります。
  • 電気製品の電源の色を「赤」にするか「緑」にするか論議されたことがありましたが、決められていません。常時電源をONにしておくような製品の電源に「赤」のLEDでは違和感があります。しかし電源ONで刃が回転するような製品の場合は「緑」より「赤」の方が相応しいでしょう。
    また「赤」と「緑」の区別ができにくい人など色弱者への配慮を考えると、光の色に頼らない電源ON/OFFの報知が望まれます。
  • 信号の赤は、「道路交通法施行令 第二条(信号の意味等)」の信号の種類の表に「青色の灯火」「黄色の灯火」「赤色の灯火」とありますが、「赤」の具体的な色調の指定は見当たりません。色を明確に数値で規定することは難しいということだと思います。
    この3色のうち、赤色は、明るくて鮮やかな色であること、波長が長く遠くまで届く色であることから、最も重要である「止まれ」の色とされています。緑色は、赤色の正反対の色として赤と区別しやすいように、黄色はその2色の中間の色として決められたようです。
  • ちなみに、「赤」ではないですが信号の「青」色はどう見ても「緑色」ですよね。日本語の「青」を表す範囲が緑色も含むとしても「青色」ではなく「緑色」のほうがシックリしています。いろいろ事情があるようですが、「青」では信号機の「緑色」がこの施行令に違反しているように感じてしまいます。
  • 大古からある色名で、「暗い」「暮れる」の転用、「明し(明るい・明らか)」の反対語
  • 暗い 闇 夜 死:見えない・わからないから「怖い・恐怖」を感じます
  • 宇宙 ブラックホール 暗黒星雲 ダークマター:実体が見えなくてわからないからこそ強く惹きつけられるものを感じます
  • 悪 ブラック 危険 ヤバイ:「ブラック企業」や「ブラックバイト」などでの使用による意味
  • 暴力団 マフィア:彼らの服装から
  • 炭 煤 墨 イカ墨:ものとして「黒」、イカ墨は少し赤味が混じっています
  • 漆 黒髪 目:いい意味での「黒」色です
  • 高級 重厚:黒い高級車やピアノを連想するからでしょうか?
  • カーボン:意味は「炭素」のことですが一般的にはカーボンファイバーのこと。炭素繊維なので黒くとても強い
  • 強い 硬い 男:静的な強さを感じます
  • 鉄 鉄器 武器:鉄そのものは黒ではありませんが、さびやすいため黒錆(四酸化三鉄)で表面を覆うことがあるため
  • 鉛筆 ボールペン:日常よく使うため
  • アリ 黒ゴマ:アリは真っ黒というより、焦げ茶色のものが多いのですが、小さいため周りの土や植物とのコントラストがより際立つからでしょうか。黒ゴマは白ご飯の上に載っていることが多いですから、より黒が目立ちます。
  • ファッショナブル 礼服 フォーマル:高級アパレルブランドでよく使われる色です
  • 鉛筆 ボールペン:日常よく使うため
  • 「黒」は光のない状態を表します。従って本来色もありません。ですから「黒色」というのは言葉としては間違った使い方です。現実には「まったく光が発せられない、光が反射しない物体」はブラックホール以外は無いと思います。
    ただ一般的には、モノの黒い色を「黒色」と言って問題はないでしょう。
  • #000000の黒は、RGBのどの光も0という意味ですが、モニターで表現できるのは、たとえRGBの全ての光が完全に消えて0であっても、実際の物としての色はせいぜい#303030、マンセルで言うならN2程度でしょうか。モニターの電源をOFFにしたときの色がそれです。画面上に#000000の黒を映しだした時の見え方は、黒の周りの色とのコントラストで真っ黒く感じているだけです。
  • プロダクト製品では、がんばって黒くしてもマンセル値N1が限度だと思います。ただ、表面の艶や黒の面積や周りの色の配置などによって、真っ黒に見せることはできるでしょう。
    それよりも本当に真っ黒がいいのかどうかを考える必要がありそうです。
  • 随分以前の話ですが、セブンイレブンがお弁当容器の樹脂製品を、黒から白色もしくは半透明の樹脂そのものの色にしています。石油由来のインクを減らしCO2の削減を狙っているためだそうですが、いい取り組みだと思います。欲を言えば、容器そのものも石油由来から例えば植物由来のものにできればさらにいいと思います
    ITmediaビジネス  セブン‐イレブン
  • 黒をより黒く見せるには、モノの表面を磨いて乱反射を無くすようにします。乱反射がなくなるとグレーっぽい黒が、真っ黒になってきます。製品の仕上げとして手間がかかりますがその分高級感を出せます。
    ただし、反射した光の形がしっかり見えるので、形そのものゆがみもはっきり見えます。従って黒光りさせるモノは、形もしっかり整えなければ不格好になります。高級車、ピアノ、漆の家具もそうですが、きれいに成形するのは本当に時間とコストがかかります。
    表面の艶を維持するには取り扱いも大変です。汚れは、早めに柔らかい布などでやさしく丁寧に拭きます。ますます高級感が高まるというものです。
  • 車の外形がきれいに整っているかどうかを確認するために、天井に細い直線状の照明を敷設した広い部屋の中に置いて、その光の筋の形を見ることがあります。光の線が変にまがっていたり乱れたりしていると、その車の形がきれいに整っていないということになります。
  • 「京都紋付」という黒染めの会社があります。黒く染めるだけですが、その黒さが他の黒染めとは格段に黒い黒になるところから、黒染めの価値を高めブランドバリューを上げています。黒を武器にしたプロダクトの成功例だと思います。
  • 光が反射しにくい物体は珍重されます。他のモノより黒く見え、高級に感じるからでしょう。
    また、軍事的には敵に見つかりにくくすることができるので、重宝がられます。
  • 黒光りが嫌なばあいは、マット仕上げ(艶消し)の黒にすることもよくあります。物の表面を極小さな凹凸で形作ると、物と空気の界面で吸収されずに反射する光が乱反射し白く見えます。黒さに程度はありますが全体として灰色(グレー)に見えます。
  • 同じ小さな凹凸でも細い繊維が立った形で、光を吸収する黒色で、界面での反射率も低いと、無響室で音が消えるように、光が消えます。黒いベルベット(ビロード)が例です。黒いベルベットも角度によっては光ります。それは、反射しやすい角度で光が繊維に当たったときです。
  • カーボンファイバーは価格も高めなので、カーボンを使った釣り竿やゴルフシャフト、自転車、ドローン、航空機などは「高級品」だと認識されています。
    カーボンファイバーを使ったように印刷で表現したモノは逆にまがい品として見られてしまいます。プロダクトのデザインでは、間違ってもそのような使い方はしない方がいいでしょう。
  • 黒は後退色ですが、それゆえに近くに置かれた色をはっきり鮮やかに見せます。「黒で締める」と言う言葉は、「黒色を使って全体を引き締める」ことができるからです。
    明るい色の製品に黒い部品や黒の印刷を加えると、その黒がデザインのポイントとして機能します。使い方で、クールなデザインになります。
  • 普通は「黒」ではないのに「黒」を武器にするデザインもあります。
    黒い耳かき、黒いティッシュなど、ゴミや汚れが見えやすいからです。ちなみに黒い服の上の白いフケもよく見えます。
  • レンブラントは「光の魔術師」「光と影の画家」とも言われています。光を主題象に当て画のテーマを浮き出すということですが、逆にいうと主題の周りを暗くしたということです。
  • 前述のことからも「黒」は強い色と言えそうです。茶色のペンキを1ℓ作ろうとして、オレンジ色に黒を入れたとします。すると、茶色をとおりこして焦げ茶色になってしまいます。慌ててオレンジ色のペンキを、色を見ながら・・・と1ℓ缶全部空けたとしても、まだまだ濃い色のままで、もう一缶投入して、ようやく求める色になるというのは「あるある」です。
  • オレンジ色1ℓに入れる黒は大匙一杯分でよかったと後で知ることになります。「黒」は濃厚です。
  • 印刷で「黒」である大きさの面を塗りつぶす場合、CMYKのKだけ(スミベタ)では、インクの載りが少なかったりピンホールができたり、あるいは印刷データの処理(オーバープリント処理など)で真っ黒にならない場合がよくあります。
  • こんなときは、C(シアン:M・Yでもよい)を1%でも加えると、データ処理係が「K100%じゃないんだ」と知って、CMYのインクも載っけて、濃い黒に仕上がるようになります。
  • ちなみに、ピンホールがCやMのインクの色であっても、人はそのピンホールの色をほとんど認識できません。というもの視細胞の内の色を感じる錐体細胞は少ないので、ちょうどそのその色の光が錐体細胞に届く割合が少ないからです。ピンホールが白の場合は、その明度とその周りとのコントラストを錐体細胞の20倍ほどの数の桿体細胞が、「あそこに白い点を見つけた」となるので目立ちます。黒い耳かきのミミクソ見えの原理です。
  • 黒塗りという言葉があります。書類を開示したりする場合に、個人情報や機密事項を隠すため、黒で書かれた文字の上から黒を塗って文字を読めなくすることです。実際には原本を直接黒いインクなどで黒塗りするのではなく、コピーを取った上で黒く塗りつぶし、それをさらにコピーするような手間を掛けます。黒い文字の上から黒く塗っても、黒い文字のところがより黒くなったり、黒光りして読もうと思えば読めなくもないことが多いからです。
    黒塗りは政治家がよく使う手段です。たいていは公共の益のためではなく、悪事を隠すためだと思います。

 


 

  • 「顕し(しるし)」「著し(しるし)」が原義
  • 雪 雲 霧 : 実際に白く見えます。輝度は、雪 雲 霧 の順でしょう
  • 紙 豆腐 牛乳 : 身近にある白い物
  • 石膏 大理石 : 建築資材として現在でもよく使われています
  • 歯 木綿 肌着 : 漂白していないものや蛍光剤が入っていないものは真っ白ではありません
  • 神聖 清浄 潔白 : 古代から神事に関わる色とされていたようです
  • 無垢 純粋 純真 ウエディングドレス 白無垢 角隠し : 結婚式で新婦に関わる色
  • 白粉(おしろい) 胡粉 : 化粧や絵具に使われています
  • 白衣 病院 : 近年、白衣は少なくなりました

    光 : ここでの「光」とは溢れんばかりのまばゆい光のことです
  • 白旗 :「白旗を上げる」とは、「負けを認める、降参する、諦める」の意味
  • 白百合 白いカーネーション 菊 : 悲しげな印象があります

白装束 : お葬式で死者に着せる白い服

◆ 「白」について

「白い紙」とは何も書かれたり印刷などがされていない紙。昔は黒い墨で文字を書いていましたから、地になる紙は「白」と表現されるのが自然です。
 現在でも印刷映えする白い紙がよく使われますが、白に黒の文字ではコントラストが強すぎて目も疲れ安いので、本はマンセル値で9程度、新聞紙は8程度に抑えられています。
 グラフィックデザインでは、白地に文字を印刷する場合、読みやすくしたリ印象よくするために文字の明度を落としたり、色を入れたりすることがほとんどです。白い紙に黒(スミ、K100)で印刷するとプリンターでモノクロ出力したように感じられたり、素人っぽくなったりします。

白くなることをうたう歯磨き粉には蛍光剤が入っていることがあります。ブラックライトが点いて言るところでは、異様に白く光ります。自然で健康な歯は真っ白ではありません。義歯を作るときもわざと色を混ぜて明度を落とします。歯磨き粉はよく考えて選びたいものです。

古代から化粧用白粉(おしろい)として使われていた鉛白は鉛毒の原因物質で毒物でした。胡粉(胡粉)は貝殻から作る白い顔料で現在でも日本画などで使われています。

白は汚れが目立ちます。そのため清潔にしなければならない現場での服装には白がよく用いられます。例えば医療現場、食品製造工場、化学研究所など。また、医師や学校の先生が白い服を着るのは、過去からの流れと研究者や学者の一員であること自負や信頼感や威厳を保つためでもあるでしょう。ただし昨今は、白一色が冷たさを感じさせたり緊張感を生むこともあり、温かみがある淡いピンクやさわやかな印象のブルーの制服が多用されています。
 なお、外科手術現場での医師や看護師が緑色や青色の着衣なのは、血の赤をずっと見ている施術者が白い着衣に目をやったときに赤の補色である青がその白い着衣の上に見えてしまう補色残像現象の防止と、特別に明るくしている照明により白色がまぶしく感じられ、目が疲れることを避けるためです。

天国のことを「光に溢れた」と表現している文をたまに見かけますが、その時の光の色は白だと思います。絵本で見ただけで、本当に天国の光を見たことはありませんので、どのような色かよくわかりません。
太陽の光の色は、おそらく白です。太陽は光が強すぎるため直視できないのですが、光をよく反射する白い紙を見ると白く見えるからです。

「紅白」は「紅」があっての「紅白」で、「紅一点」はあっても「白一点」とはほとんど言いません。日本の旗(国旗)がどのような色かを尋ねた場合、「赤と白(白地に赤)」「赤」「白」の順に多いのではないかと思います。白は、膨張色ですが、赤には負けています。

白百合の花言葉は「清楚」「純潔」「純真」「無垢」「威厳」「高潔」などだそうですが、葬儀などで死者への献花や祭壇花にもよく使われます。また沖縄の「ひめゆり学徒隊」とイメージが重なってしまいます。
白いカーネーションには「純粋な愛」のほか「亡き母を偲ぶ」という花言葉があって、亡き母親を偲んで白いカーネーションを飾ったものが、「母親が生きている場合はどうする」となって、母の日には「赤いカーネーション」が母親へのプレゼントになったようです。
菊花は皇室の紋章にもなっており、その花言葉は「高貴・高潔・高尚」などです。白菊の花言葉は「慕う・真実・誠実な心」で、葬儀の祭壇花としてよく飾られます。
何れも「死」にまつわる意味合いがあります。
《2024/4/3 花言葉はWeb情報による》

東洋では「白」は死を表す色で、今でも死んだ人に白装束を着せることがあります。中国では葬儀の色は黒ではなく白だそうです。
花嫁衣裳の「白」も、死を表すものでした。「生まれた家の娘としては死んで、嫁ぎ先の嫁として生まれ変わる」という意味で、婚姻の重みが現在とは比べ物にならないほどであったことを示しています。「無垢で何色にも染まっていない」ことを表すというのは近代になってからの解釈の変更と考えられます。
四国巡礼のお遍路さんの白装束は、巡礼の途中で死んでしまってもかまわないという覚悟を表しているそうです。

色素は特に紫外線に永く当たると退色(色褪せ)するものが多くあります。白の場合は少しベージュ色に変色します。10年ほど太陽光に照らされている車のヘッドライトの透明樹脂(アクリル)カバーもベージュ系の色に濁ってきます。
人の目の水晶体も、歳を重ねると同様に少しベージュ系の色に変色します。そのため網膜は、白を淡いベージュ色として見ています。しかし本来「白色」のものは、脳がこれは白色に違いないと考え、網膜からのベージュ色の信号を白色と読替えて認識します。このことはご高齢のお年寄りが白と、薄いベージュを同時に見てみ区別がつきにくいことからもうかがい知れます。

プロダクト製品で、例えば本体とフタを同色にすることはよくあることです。この場合気をつけなければいけないのが、異なる材質でその2部品を作ってしまうことです。
技術的には本体は強度が必要なためA素材の成型品、フタは強度があまり要求されないのでコスト的に有利なB素材の成型品で作られたとします。完成当初は本体とフタがぴったりと同じ色に出来上がったとして、それでめでたしめでたしとはいかない場合がよくあります。
紫外線が当たりやすい屋外や窓際に置かれる製品、長期にわたって使われる製品など、例えば時計や、トイレに置かれる器機などです。
褪色は機能的には問題ないかもしれませんが、同色であることを意識して作ったデザインが、異なる色になって何ともみすぼらしい、いかにも古くなって褪色していることをアピールするような意図しないデザインになってしまっては残念です。
プロダックとデザイナーは、その製品が永く使われ、やがて使われなくなリサイクルや廃棄されるまでのことを考え、商品の故障・劣化・褪色のことを考えなければならない時代になっています。大変ですが技術者に責任を押し付けるわけにはいかないと思います。


 ピーマンのグラデーション 

7つのピーマンが横一列に並んでいる。左端に真っ赤なピーマン、右端に濃い緑のピーマン。 赤の次はオレンジ色、その次はオレンジ色と緑が並んでいる。真ん中のピーマンは茶色にオレンジの部分と緑の部分が混ざっている。その右は緑の中に茶色、その右は緑の中に少し黒くなったところがある。その右の右端のピーマンは真っ緑。

赤から緑に変わるのに、マンセル色環の イエロー や 黄緑 が無いのが本来の自然なグラデーションなのかな?
七色のグラデーションをステレオタイプでマンセル色環で考えてしまっていました。マンセル色環でに捉えられなくてもいいということですね。

SDGsマークの17色の間の考え方も、いろいろあるように思いました。


生まれつき全盲の方に色を説明しようと思います。

なぜマンセル色環なのか ・・・・ 制作中

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