三角椅子「モッキントッシュ」
木とデザイン展 2026/6/9-14 京田辺市「かんなび」出品予定


三角形だから「三角椅子」
「モッキントッシュ」とも言っています。マッキントッシュのヒルハウスチェアのオマージュでもあるからです。
玄関のコートハンガーを、端材のいいとこどりで作りました。
オリーブのハンガー




オリーブの枝の玄関ハンガー
床に置く普通のコート ハンガーやポール ハンガーじゃ面白くない、傘や手袋は掛けにくい。帽子はいくつも使うのにかけるところがない。仕方ないので作ることにしました。
玄関の床から天井まである長さのオリーブの枝を切り、小枝を短くして先を丸くし、ドア脇の角に据え付けました。
面白い形になり、帽子や手袋、傘などを掛ける機能も、問題点はあるもののとりあえず満足して使える範囲です。素材も木で、廃棄も問題ありません。
1品生産の手作りで、プロダクトデザインと言うのははばかれますが、プロトタイピング(試作模型)と考えるなら上出来だと思います。
なおこのオリーブの木は、13年前に高さ50㎝程の鉢植えで買ったものです。




冬の重いコートを掛けるには床から天井までの枝が細すぎ、ゆらゆらします。また小枝が細く、帽子やコートを傷めそうです。
枝の太さが1.5倍ほどあって、小枝の先に、木の球を付ければコートや帽子も傷めず掛ける事ができそうです。
また枝は、床と天井2点の3点で固定しているのですが、天井の2点の間隔が狭く、少し不安定です。
このハンガーを商品化する場合の問題点
1.材料
この大きさ形の枝は一般的な生産・流通にはなく、簡単には入手できそうにありません。玄関ハンガーに相応しい枝ぶりの木を探し出すためには、オリーブより適切な樹種を考える方がいい様に思います。
2.形状
枝は自然の木なので同じものは2つとありません。玄関ハンガーに使える形に加工するにはかなりの時間とコストがかかります。またフック部は、細く尖がったままでは使い難いので、丸くしたリ球を付けるなど加工が必要ですが、これがまた大きな枝についた小枝の先なので機械加工が難しく、手作業にならざるを得ません。これもコストアップ要因です。
3.サイズ
想定される価格の割りには、大きく流通コストが大きくなります。玄関は天井が高いことも多く、長い枝になることも多いと思います。例えば、天井の高さが2.7mとした場合縦横高さの合計は4mぐらいになります。これを同じ県内に運送するとすると、ヤマトホームコンビニエンスの「らくらく家財宅急便」ではおよそ34,000円になります。
4.カスタマイズ
玄関天井の高さや壁と天井の際の形は様々で、現場に据え付けて長さを調整するなどの作業が必ず発生します。その作業はマニュアル通りにできるものではないので、ある程度技を持つ者が行わねばなりません。
5.宣伝、販売
価格、送料、カスタマイズなどの問題があり、手作り品のネット販売(minneなど)では、なかなか売れないのではと思います。
車で持ち帰っていただくことを前提に道の駅などで展示販売も考えられますが、玄関の天井高さや取付作業のことも考えると、これもなかなか販売にはつながらないと思います。
考えられる方法としては、SNSで大いに喧伝し、木工商品サイトで製品をアピールし、購入に際しての注意事項、例えば玄関の計測、取付調整方法などの情報を載せ、魅力を伝え、リアル展示販売店まで車で買いに来ていただくことでしょうか?
6.結論
商品化は諦め、趣味の範囲で創り愉しむのがいいと思います。

丈柱(たけばしら)




身長計 柱に取り付け、身長を刻み付けるための柱
・ 無垢の桧製、指標は1cm単位、マホガニーの埋込で消えることは無い
・ 無塗装で書き込みや、刻み付けができる
・ 全長192㎝なので大人になっても、書き込み、刻み付けることができるマンションや柱のない住宅でも両面テープ取付け、使うことができる。引っ越ししても持って行ける
・ 指標に数値が無いので、書き込んだ身長や日付が明快一枚板でシンプル。頭頂の高さを計る直角アングルは、別途用意するか、本などで代用
コンセプト 「はしらのきずは おととしの 五月五日の せいくらべ」ができる柱
子供の成長は本人にとっても、親にとっても嬉しいもの。その記録を、「キリンさん」や「布製吊り下げ尺」では、残しておこうという気もあまりしません。
木製のものもありますが、指標の数字が邪魔で書き込みしにくかったり、余計なものが付属していたりで、シンプルでなく今一つ。
そこで、板1枚に指標を付けただけの「丈柱」としました。シンプルに背丈が測れる本物。装飾を排し、機能を絞り込んで、巾木を避けるための削り込みすら付けていません。
指標は、小さく生まれた赤ちゃんの身長も記録できるよう、また赤ちゃんの足のサイズも測れるよう、1cmから付けています。
小さく生まれた赤ちゃんの身長が測れないようでは、ユニバーサルデザインではありませんから。
子の身長が定まったころ、今度は親の身長が縮まってくることもあります。それも記録します。そして丈柱は親子・孫と引き継がれるものと思います。それに耐えるデザインになったと自負しています。
この丈柱、木工用NCマシンを使って、量産すれば2~3万円で製作することができるでしょう。そして2~3万円であれば需要も相当あるように思います。
今回の作品は、マホガニーの指標用の丸棒から作りましたので、10万円でも譲ることはできません。ただ丸棒が市販されるならば10万円でもできそうです。

指標
φ3.6 φ5 が今回自作した指標。実際に使ったのは写真の倍の数。
指標を作るための丸棒作りが、今回の木工の最難関でした。丸棒メーカーさん、マホガニーの丸棒是非作ってください、お願いします。
指標の片端面は穴に入りやすいように角を落としています。
両面テープ
釘を打てない柱や壁面に取り付ける場合に使用する両面テープ。軽いパネルボード用ですが、重量がかかる訳ではないのでこれで十分だと思います。
つまみを引っ張るときれいに剥がせるので、付け替えや引っ越しにも対応できていいと思います。(以前買った物なのでパッケージが変わっているかもしれません)
取付金具
ホームセンターでは見つけることができませんでしたので、手元にあったIKEAの部品に穴あけ加工し使用しました。

丸棒作り
今回最も難儀したのが、指標の元になる丸棒の入手でした。丈柱が桧で明るい色なので指標は暗めの木があっています。以前買ったマホガニーのφ8とφ10がありますので、1㎝単位の指標となるφ3~φ4の丸棒と、φ5の丸棒もマホガニーが適しています。

ところが、ホームセンターにもハンズにも置いてありません。ネットには塗装したものはありましたが、指標には使えません。
メーカーの川合木工所に問い合わせると、配荷しないので現在は作っていないとのこと。「作ってくれよ!」と思いましたが、仕方ありません。ネットで丸棒の作り方を調べ、自作することにしました。



まず角棒の角をとってノミの刃の出を少しずつ調整しながらあまり力をかけないで回しました。特に細い方はφ3㎜を作ろうとしましたが、棒がねじれ折れ、結局3.6になったという次第です。
刃の近くを押さえると、ブレが少なくなり多少折れにくくなったように思います。
最初に試した、カッター刃を使いネジで刃の調整を行おうとしたもの。刃を出すことはできても引っ込めることができず、また木目の方向を間違ったので刃を押さえ止める力で治具の木が割れてしまいました。
そこで、ネットで見たノミを使う方法に替えることにしました。
・・・・・ 疲れました ( × ̫ × )
