創作

夏みかん、普通に食べるのは面白くない。変剥きで、ちょっと面白くできないかとやってみました。
それでどうした? と言われると ・・・・ どうだか
甘夏も八朔も清美オレンジも含め皮が厚いみかんをまとめて「夏みかん」としています 。


  紙風船剥き  

他にいい名前を思いつきませんでしたので「紙風船剥き」

夏ミカンの皮に縦に、地球儀の経線にように切れ目を16本入れ、その切れ目に沿って皮を交互に剝いたもの。残った皮も、剝いたところも縦に細長い舟形で、ミカンの実が円陣になった舟形の皮に囲われているように見える。 黒バックに、斜め上から撮影したところ。
紙風船剥き
紙風船剥き夏ミカンを、真上から見たところ。真ん中のへたはない。ミカンの実を八本の爪(皮)で鷲掴みしたところを真下から見たようにも見える。 バックは黒。
真上から
黒バックに紙風船剥きの夏ミカンを真横から見たところ。正面に縦に細い舟形の皮が残っていて、その左右が剝けていて、その左右にまた皮が残っていて、その左右が剥けている写真。
真横から

  チコちゃん剥き  

NHKの番組「チコちゃんに叱られる!」のチコちゃんの髪型「おかっぱ」を真似て夏ミカンを剥いたところの右上斜めからの写真。
チコちゃん剥き右上斜めから
チコちゃん剥きの側面


NHKのチコちゃん剥き。大意はありません。簡単。

NHKの番組「チコちゃんに叱られる!」のチコちゃんの髪型「おかっぱ」を真似て夏ミカンを剥いたところの正面写真。
チコちゃん剥きの正面
NHKの番組「チコちゃんに叱られる!」のチコちゃんの髪型「おかっぱ」を真似て夏ミカンを剥いたところの右上からの写真。
チコちゃん剥き右上から

  ねこ剥き 

ヘタを目にして丸まっているネコを剥いて見ようと、デッサンしましたが、ぎょろりとした目のネコがどうしてもかわいくなりません。
そこで、ヘタを鼻にして目を閉じているネコにすることにしました。

丸まったネコを足の方から見ている。鼻の周りに閉じた目とヒゲが2本、その左上に耳、下に揃えた前足、その右がお腹で、前足の左下に後ろ足がある。全体の1/4ほどの面積で左側を剥いていて、右側は剥いていない。
鼻中心の眠りねこ
先の置き方の斜め上から見た写真。丸まったネコを頭の方から見ている。鼻が上側にあり耳がその下にある。揃えた前足は右上、後ろ足が右側にある、全体の下半分を剥いていて、上半分は剥いていない。
頭の方から見た眠りねこ
丸まったネコを、下にした背の方から見ている。鼻が上側にあり耳はその右、揃えた前足が左上に、上側に後ろ足が僅かに見える。 全体の1/4ほどの面積で右側を剥いていて、左側は剥いていない。
下にした背の方から見た眠りねこ
丸まったねこを逆さにして見ている。尾っぽが右側から上に伸びている。 全体の上半分を剥いていて、下半分は剝いていない。
眠りねこのおしり

一般的に、絵画は立体を平面に、彫刻は立体を立体に、模写は平面を平面に置き換える作業です。しかし平面を立体に置き換える作業というのは、ほとんど思いつきません。夏ミカンの皮剥きは、そんな平面を立体に置き換える作業の一つではないかと思います。

デッサン力が問われます。
今回の「ねこ」は、自己採点では70点ぐらいですが、一回目であったので、これで妥協しました。仕事とは考えていませんので。

プロダクトデザインでは、100%を目指すものの、事業責任者の無理解、情報不足、納期、コスト、技術面、機能性、品質、生産性、デザイナーの能力など様々の要因があって、なかなか100%には届かないことがほとんどです。ひどい時には30%程度の「でき」の場合もあります。
それほど、プロダクトデザインは妥協の産物とも言えるのですが、それでもできる限り100%を目指して努力するのがプロダクトデザイナーの使命だと思っています。

 


地球もみかんも同じ略球体。なら地球の地図と同じようにみかんの皮も平面になるのではと・・・
これ、古典的アイデア手法の等価変換法。デザイン開発にもよく使われます。
(等価変換法については、また後日解説予定)

  グート剥き 

グート剥き。4つのカカオの実が横に並んだようなグート図法の形

グート図法の地図の形でみかんの皮を剥いたもの

  舟形剥き  

舟形剥き。縦の船形(紡錘形)が横に12個くっついて並んだ形。

みかんの皮を縦に切り12の紡錘形になるよう広げた舟形剥き

  方位(正軸)剥き  

方位剥き。12個の舟形(紡錘形)が舳先をくっつけて丸く並んだ形。

12個の舟形(紡錘形)が舳先をくっつけて丸く並んだ形の方位剥き

  メルカトル剥き  

へた部とへそ部を丸くカットし、へた部とへそ部を結ぶ一直線で剥いた形。

へた部とへそ部をカットしたメルカトル剥き。みかんの皮は伸びないので、ダンゴムシが丸まったような形のままになる。


    

因幡の白兎はどのように皮を剥かれたのでしょうか?
この剥き方は等価変換発想法でなく、エクスカーション発想法に近いと思います。

1個の剥いたミカンの皮で、着地しようと前足をのばしたうさぎの形ができている。
1個のみかんの皮をバラバラにならないように剥いてウサギの形にしたもの

   

去年うさぎを作ったので、半分遊び半分仕方なく 


   

ヘビの全体の形は単純でも、顔が亀になったり恐竜になったりで意外と難しく、ちょっと苦労しました。舌は別パーツで作って貼り付けました。

ミカン1個まるまる皮を剥いて作ったヘビ。右上にヘタが目になった顔があり、左に先細の尾がある。胴はくねくねととぐろを巻いて、2か所皮の裏側が見えている。舌は別パーツで作って貼り付けてある。

   

今回も難儀しました。小さめの箱ですがほぼ使い尽くしたにもかかわらず、後ろ足がおぼつきません。尾っぽが炎のように立ち上がっているのは良しとしましょう。

ミカンの皮をつなげたまま馬の形に剥いたもの。右に向かって駆けているところ。へたの部分が目になっている。後ろ足はちょっと変な形になっています。尾はまるで炎のように立ち上がっています。
駆ける午

  ハロウィン柿 

  ハロウィン禅寺丸柿 

ハロウィンランタンのように見えるようにつくった柿の実が3つ。 左上のものは、左右に裂けさらにその真ん中から上に少し延びた割れ目を口と鼻にし、目を逆三角形に彫って、ハロウィンランタンのようにした柿の実。右上のものは、V字形の裂け目の口の上に、逆三角形の鼻と三角形の目を彫りこんだ柿の実。真ん中下のものは、左右に大き切り込んだ口の奥に柿の種が2つ見えそれが牙のように見える。その上に鼻と目を逆三角形に彫った柿の実。 3つともけっこう怖い顔になってしまった。
裂け目を口にしたものと、切り込んだ口の奥に種の牙が見える、ハロウィン柿
実の割れ目を「目鼻」にした柿の実が3つ。上のものは、3つに裂けた形を目と鼻にし、その下に三日月のような口を彫り込んでいる。左下のものは、左右の大きな割れ目を目に、上下の小さな割れ目を鼻に、その下にゴンドラのような口を彫り込んでいる。右下のものは3つに裂けた形を目と鼻にし、その下にV字形に彫り込んだ口をつけたもの。
裂け目を目と鼻にしたハロウィン柿

柿のオレンジと割れ目がハロウィンランタンにピッタリ。
ランタンにはなりませんが、不完全甘柿である禅寺丸柿(ぜんじまるがき)の果肉の渋のもとであるタンニンが、水に溶けないように変化し茶色くなっているので、彫り込んだ口や目鼻がはっきり見え、簡単にいい感じのランタンを作ることができます。
渋のある禅寺丸柿や富有柿のような甘柿だと果肉の色も皮とよく似た色なので、真鼻立ちははっきりしません。
柿の実の自然にできた割れ目(果頂裂:かちょうれつ)を活かしたものや、柿の種を活かしたもののほうが、柿らしくて怖い顔でいいのではないかと思っています。


  カボチャランタン 

  作り方 

ハロウィンのカボチャランタンを作ってみました。作る前は1つ2時間程度はかかるだろうと思っていたのですが、実際に彫って彫にかかった時間は2つで1時間足らず。やってみないとわからないものです。
デザインも同じ。立体物のデザインは、頭の中でイメージしても、いくら平面でうまく表現しても実際の大きさで立体的に試作してみないと問題点は見つけられず、そのデザインがいいか悪いかは判断しかねます。実寸での試作は必須だと思います。

彫る前の緑色のカボチャ2個
彫る前カボチャ2個

普通の緑色のカボチャ。奥が直径16㎝、手前が15㎝

顔になる部分に無地のマスキングテープが貼られ、その上からカボチャランタンの顔がマジックインクで線書きされている。
マスキングテープの上からマジックインクで下書き

巾40mmの無地のマスキングテープを2枚貼って、その上からマジックで顔を書きました。顔の下図は下の方にあります。
彫り進むにあたっては、刃物にくれぐれも注意してください。最初の孔開けは結構力がいりますので特に要注意です。
刃先が進む方向に絶対手を置いてはなりませぬ ‼

下書きの線に沿って、孔が先すぼみになるようにザックリ彫ってある。
下書きの上からザックリと、彫ったかけらを取り出しやすいように角度を付けて一突きで彫る

マスキングテープの上から突き刺すようにナイフを刺し彫っていきました。まずは彫ったかけらを取り出しやすいように、かけらが先細りになるよう角度を付けて彫ります。

粗彫りしたかけらを取り出して、カボチャランタンの顔が見えてきたところ。手前に使ったペティナイフが置いてある。
手前にあるのが彫るのに使ったペティナイフ

ケガの無いよう、慎重に注意に注意を重ねてお願いします。

細長い柄のスプーンで種をほじくり出したところ。手前に使ったスプーンがある。
細長い柄のスプーンで種をほじくり出して完成

孔を拡げるように彫りました。中の種を取り出しやすくするためと、ろうそくの光がきれいに拡がりやすいようにするためです。
柄の細い長いスプーンで、種をていねいに取り出します。種が目から出てくる様子は、なかなかシュールでした。

  ろうそくを灯したランタン 

ろうそくを灯したカボチャランタン2つ。ろうそくの光の色が黄色。
ろうそくを灯したカボチャランタン

ろうそくを中に入れ火をともします。ろうそくの高さを1~2cmにするとうまく入り、炎の位置もちょうど良くなります。長く点けておくときはろうそくの代わりにLED電球を入れ、電源コードを下から出すようにすればいいと思います。

当初1つ彫るのに1時間半から2時間ぐらいかかるだろうと予測していたのですが、2つで50分ぐらいで彫れました。
思いのほか早く彫れたのには我ながらびっくりしました。光ったカボチャランタンはなかなか魅力的です。

  カボチャランタン顔の図面 

カボチャランタンの顔の下図3種。彫りやすいように直線のみで構成され、種が取り出しやすいよう口は大き目になっている。A4サイズ縦。
彫りやすいように直線のみで構成され、種が取り出しやすいよう口は大き目:A4サイズ

彫ることより思ったより時間がかかってしまったのが顔の形でした。2つ彫るのでそれぞれ異なる表情になるようにまた、ナイフで簡単に彫れるよう直線構成で、さらに中の種を取り出しやすくするため口をある程度大きくする必要もありました。
書いたものはありませんでしたが、頭の中にあったデザインコンセプトは「愉しんで作れる本物のカボチャランタン」でしょうか。表情はもう一工夫欲しいところですが、愉しんで本物を作れたところは満足いくものでした 🎃

jpg画像とpdfをご用意しておりますのでよろしければお使いください。
カボチャランタンの顔下図 pdf


  食のターミナル 

「ターミナル食」ではありません「食のターミナル」です。
日本の食のターミナルは「カレー」「キムチ」「佃煮」だと考えています。

  カレー 

巷で「食のターミナル」と言われるのは「カレー」です。
余り物があれば何でもカレーの中に入れるか、カレールーを入れて煮込んでカレーにしてしまえばおいしくいただけます。
スープでも、炒め物でも、チャーハンでも、カレー粉を少し混ぜ入れるだけでカレーの風味がでて、カレー〇〇になります。


  キムチ 

ほんの少しでも混ぜると、キムチ嫌いの人は手もつけません。味より匂いがい印象深いからでしょうか?
白菜キムチが定番ですが、大根キムチ、豚キムチ、海鮮キムチ、キュウリキムチ、ネギキムチ、などなど多彩ですが、キムチで一括りできるところが食のキムチの面目躍如足るところです。
キムチもカレー同様、余り物の中に入れるとたちまち〇〇キムチになります。あるいは〇〇入りキムチでしょうか。
また、「キムチの素」「キムチ漬けの素」などいくつか売られていますので、家庭で極簡単にキムチが楽しめます。 


  佃煮 

佃煮は、ご飯のお供に少しでお箸が進みます。
あまり知られていないかもしれませんが、佃煮も余り物の食材に加えると、味は薄くなりますが〇〇佃煮になります。
のりの佃煮、紫蘇昆布、椎茸昆布、縮緬山椒、シジミ山椒、生姜浅利、きゃらぶき、きくらげ、蛸わかめ、ほたて貝、葉山椒、葉唐辛子、書いているだけでよだれが出そうです。

小皿に盛られた少量の佃煮。
おいしくできました

葉唐辛子が佃煮になるなら、同じ、シソ類 > ナス目 > ナス科 >  トウガラシ属 > Capsicum annuum であるピーマンの葉も佃煮にできるだろうと思い、ピーマンの佃煮を作ってみたところ、とてもおいしくできました。


 ピーマンの佃煮 

ピーマンは、比較的日当たりが悪くてもあまり虫がつかず病気にもなりにくく育てやすいようです。
それで苗を買ってきて毎年植えています。9月頃から11月にかけて、苗代を上回る収穫が得られます。

ピーマンの実がなったピーマン。中央上に大きな実が1つ、右にまだ小さい実が1つ。
ピーマン

写真の実は焼いて食べたり、料理に使ったりしていますが、今回は葉を佃煮にすることにしました。葉柄は筋が残るので葉の部分だけ、金ザルにいっぱい採りました。

葉柄を残してもぎ取った葉が、金ザルにてんこ盛りになっている。
もぎ取った葉

葉柄は筋が残るので葉の部分だけ、金ザルにいっぱい採ります。

ボールに山乗りの洗ったピーマンの葉。葉にはところどころ虫が食べた穴が開いている。無農薬、有機栽培の証拠なので穴開きを歓迎しています。
洗った葉っぱ

葉にはところどころ虫が食べた穴が開いていますが、無農薬、有機栽培の証拠なので残らず佃煮にします

片手鍋の中に出来上がった佃煮。濃い緑の中に白い胡麻が見える。右上に混ぜるための木のヘラがある。
鍋の中にでき上がった佃煮
小皿に盛られた少量の佃煮。
おいしくできました

洗ったピーマンの葉を、油を少々入れた小さめの鍋で炒めます。

④ 酒、みりん、砂糖、粉だし、白だし、和風インスタントラーメンの出し汁の残りを適量入れます。

一味か七味唐辛子を、お好みにあわせ入れます。

⑥ 白胡麻を多めに入れます。

⑦ 濃い口醤油を味をみながら多めに入れます。

⑧ 常に忙しくかき混ぜ、焦げつかないように火加減も調整し、液体がなくなるまで煮詰めます。

⑨ 液体がなくなったら完成。

途中味見をしながら、焦げつかないように仕上げれば、とてもおいしい佃煮になります。


2025/4/24

  佃煮の素 

何でも佃煮になるということは、それだけ佃煮の「食のターミナル」ポテンシャルが高いということです。なのに、「佃煮の素」は見当たりません。
ネットで「佃煮の素」で検索してみたところ、いくつか出てきましたが、主に佃煮の具で、乾燥しているようなので佃煮というよりふりかけに近いように見えます。
他に「特性タレ付き」というのがありました。そうそう、このタレだけが欲しいのです。

 それで作ったのが「佃煮の素」。これがあれば手軽に超簡単にいろいろな佃煮を作ることがでそうです。
実際にお茶を入れたあとの茶殻に混ぜると、お茶の佃煮が完成です。混ぜるだけで佃煮と言えるかどうかは別として、とてもおいしくできました。
>> お茶料理体験

完成した「佃煮の素」。白い小皿に、中に白ゴマが入っている焦げ茶色のどろっとした液体が載っている。
完成した「佃煮の素」
一回分の煎茶の茶殻が、白い小皿に載っている。
煎茶の茶殻
お茶の佃煮が白い小皿に載っている。分量はお茶殻とほぼ同じ。焦げ茶色の中に白い胡麻が見える。
完成した「お茶の佃煮」

レシピ
① 小さめの鍋に、酒、みりん、砂糖、粉だし、白だし、和風インスタントラーメンの出し汁の残りを適量入れます。

一味か七味唐辛子を、お好みにあわせ入れます。

白胡麻を多めに入れます。

濃い口醤油を味をみながら多めに入れます。

焦げつかないようにかき混ぜ火加減も調整し、どろっとするまで煮詰めます。

タケノコでも、海老芋の焚いたんでも、水ナスの油いためでも、ささっと混ぜるだけで佃煮の完成です。
お試しあれ!

なお、お茶でなく茶殻を使ったのは、お茶だと渋みが出るのかなと思ったためで、茶殻でないほうが本当は渋みもなくさらにおいしいのかもしれません。
ぜひ試してみてください。それでおいしければ連絡いただければ嬉しいです  (ˆᴗˆ )


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